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スチル完成版①.jpg

 

ルカくんはそっと私の手を掴み、そのままステップを踏む。

私も慌ててそれに合わせる。

ミア「す、すごい……上手だね」

ルカ「上手、なのか?」

ミア「すごく上手だと思う。私、全然ついていけないよ」

ルカ「そうなのか。これぐれらい普通だと思ってた」

いたって真面目な顔でルカくんは言う。多分、心の底からそう思っているんだろう。一国の王子ともなると、ダンスぐらいできて当然なのかもしれない。

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